コールセンター勤務は副業禁止?就業規則で確認したい3つのポイントと、聞き方
副業を再開すると決めて、最初にやったのは教材探しではなく、就業規則を読み直すことでした。コールセンターは個人情報を扱う職場なので、ほかの職種よりルールが細かいことが多いからです。
ここでは確認の考え方をまとめています。最終的な判断は、勤務先の就業規則と担当部署の回答にしたがってください。
まず前提:副業は原則禁止ではなくなっている
厚生労働省のモデル就業規則は2018年に改定され、副業・兼業を原則として認める形になりました。ただし、会社が次のような理由で副業を制限することは認められています。
- 本業の仕事に支障が出る
- 会社の秘密が漏れるおそれがある
- 会社の名誉や信用を傷つける
- 競業にあたり、会社の利益を害する
つまり「禁止かどうか」より、「どんな条件なら認められるか」を確認するのが大事です。
就業規則で確認したい3つのポイント
- 届出や許可が必要か「事前に届け出る」「許可を得る」と書かれていることが多いです。届出の様式や提出先まで確認しておきます。
- 禁止されている条件深夜の長時間労働、同業他社での勤務などが挙げられていることがあります。AIを使った文章作成やブログ運営が、どこに当たるかを考えます。
- 情報の扱いコールセンターでいちばん大事なのがここです。応対内容、お客さんの情報、社内のマニュアルは、副業のネタとしても使えません。
3つのうち、自分がいちばん判断に迷っているのは2つ目です。「深夜の長時間労働の禁止」は分かりやすいのですが、「本業に支障が出るおそれがあるもの」のような書き方だと、平日の夜1時間のブログ作業がどう扱われるのかは、文面だけでは判断できません。こういうときは、自分で解釈せずに担当部署に聞くのがいちばん確実だと考えています。
コールセンター勤務ならではの注意点
私が特に気をつけているのは、委託元(クライアント企業)との関係です。コールセンターは別の会社の窓口を請け負っていることが多く、その会社や業界について発信すると、競業や守秘義務の問題になりかねません。私は、担当している業界のことは副業で一切扱わないと決めています。
例えば、カタログ通販の窓口を担当しているとします。そのときに、通販サイトの比較記事や、同じジャンルの商品レビューを副業で書くのはどうでしょうか。お客さんの情報を使っていなくても、委託元から見れば競業に近いと受け取られるかもしれません。自分なら、担当している商材のジャンルは、副業では扱わないと決めます。このサイトがAI副業や教材の比較に絞っているのは、そのためでもあります。
聞くときは「何をするか」を具体的に
担当部署に確認するときは、「副業していいですか」ではなく、「平日の夜と休日に、自宅でブログ記事を書く副業を考えています。届出は必要ですか」のように具体的に聞くと、答えてもらいやすいです。
確認する順番(自分の予定)
| 順番 | やること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 就業規則の副業・兼業の項目を読む | 30分 |
| 2 | 分からない点を書き出す(届出の有無、禁止条件) | 15分 |
| 3 | 担当部署に、副業の内容を具体的に伝えて確認する | 数日(返事待ち) |
| 4 | 必要なら届出を出してから始める | — |
合計しても1時間ほどの作業です。教材を1本読むより短い時間で、あとから困るリスクを減らせるなら、先にやっておく価値は十分あると考えています。
よくある質問
- Q. 会社は副業を全面的に禁止できますか?
- 厚生労働省のモデル就業規則は、副業・兼業を原則として認める内容になっています。ただし、業務に支障が出る場合や秘密の漏えい、競業などを理由に制限することは認められています。自分の会社の就業規則を確認してください。
- Q. 派遣社員の場合は?
- 派遣元(派遣会社)の就業規則が基本になります。派遣先のルールもあわせて確認すると安心です。
